佐々木朗希、明らかな球速低下『並の投手』に、屈辱の三振ゼロ…番記者は「カットボールなど必要」と指摘、タフさ問われる1年に(中日スポーツ)
◇9日(日本時間10日) MLB ダイヤモンドバックス―ドジャース(フェニックス) ◆まるでモデル!佐々木朗希の私服姿【写真】 ドジャースの佐々木朗希投手が、ロッテ時代も含めてプロ入り初の中5日で先発し、4イニング3分の0で61球を投げ、5安打2四球1死球で自己ワースト5失点。勝利投手の権利まであとアウト3つの場面で降板し、2試合連続で勝利を飾ることはできなかった。 敵地チェイスフィールドで苦い記憶が刻まれた。佐々木はプロ入り初の1イニング2被弾などメジャーワーストの5失点KO。5回を投げ切れずに打たれた結果よりも、「並の投手」になったことが、今後の懸念を増幅させた。 平均球速は94・8マイル(152・5キロ)で、平均球速より1・3マイル落ちた。最速は97・5マイル(156.9キロ)が出たとはいえ、打者を圧倒するような真っすぐはほぼなかった。空振りはわずか4つで、そのうちスプリットは3つ。1試合で一つも三振を奪えなかった。 キャリア初の中5日の難しさはあっただろう。東海岸で湿気の多いアトランタから、乾燥地帯のアリゾナへ。打球は飛び、ボールは滑る。難しい環境だったことは間違いないが、これが佐々木が憧れたメジャーリーグ。タフでなければ、生き残ってはいけない。 61球のうち、スプリットと真っすぐが50球。カウント球も、勝負球もこの2球種が主体。本格派で100マイル近いボールを投げる佐々木ならいいが、今の現実は違う。番記者の一人は「カットボールなどを覚えて幅を広げないと厳しい」と話す。「世界一の投手」を目指すと海を渡った。もちろん、それがいばらの道であることは理解しているだろう。今季は、その覚悟と忍耐が問われる1年となる。(写真はAP)
中日スポーツ
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