35歳・高安、悲願の初優勝またも逃す 大の里との優勝決定戦に敗れ、夢破れる(スポーツ報知)
スポーツ報知
◆大相撲春場所千秋楽(23日・エディオンアリーナ大阪) 東前頭4枚目・高安(田子ノ浦)が、悲願の初優勝をまたも逃した。高安は小結・阿炎(錣山)に勝ち、3敗で並走していた大関・大の里(二所ノ関)も、大関・琴桜(佐渡ケ嶽)に勝ったため、両者による優勝決定戦となった。決定戦では高安が敗れ、優勝はならなかった。35歳の元大関の夢はかなわなかった。 【春場所】番付&星取表 高安は8日目に横綱・豊昇龍(立浪)、9日目には琴桜、10日目には大の里の両大関を撃破するなど快進撃。13日目には単独トップに立ったが、14日目に西前頭14枚目・美ノ海(木瀬)に敗れ、大の里に並ばれていた。 高安は1990年2月28日、茨城・土浦市出身の35歳。中学時代は野球を行っていたが、中学卒業と同時に鳴戸部屋に入門。05年春場所初土俵。11年名古屋場所で新入幕。17年夏場所後、大関に昇進も、度重なる故障などもあり、19年九州場所で陥落。22年春場所では12勝3敗で若隆景との優勝決定戦に臨んだが敗れ、同年九州場所も貴景勝、阿炎との優勝決定ともえ戦にもつれ込みながら、阿炎に優勝をさらわれるなど、再三、あと一歩のところで、栄冠を逃してきた。今回も初賜杯には届かなかった。 技能賞を獲得したためNHKのインタビューに呼ばれ、V逸については「やり切りました。悔いはないです」と話したあと「ないと言えば嘘ですけど、でもやり切りました」と、無念さを感じさせた。
報知新聞社

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